長崎中材業務研究会

『 中材業務における質の向上と日常での不安や疑問点の解決の場所を提供する 』をもとに、セミナーを通じて皆さんと学び、意見・情報交換を行いたいと思っています。

第18回セミナー 質疑応答

《質疑応答》
 
Q1.エアトームバーの交換時期のチェック方法はありますか?
 
A1.パワー系のブレードを含め、基本的にはディスポなので症例毎に交換して頂く必要があります。
  症例や使用時間など、各施設で同じ条件下のもと使用しているわけではないので明確な交換時期を設定することは困難と考えます。
 
Q2.バッテリーを装着し流水下にてハンドピースを洗浄していますが、どうしても水が入ってしまいます。
 
A2.装着したままバッテリーパックを水に濡らしてしまうと通電が起こりショートする可能性があるため、脱着して中性洗剤を湿らせた布で表面を拭き取って下さい。ハンドピースは何もつけず流水下で洗って下さい。
 
《ディスカッション》
Loan Instrumentsについて
「議題」
安全、安心、スピーディーに貸出器械を運用するために使用者、業者、メーカーはどうあればよいか
 
「提案」
緊急時など施設から施設へ貸出器械を運搬することがある。洗浄や滅菌の経緯が分かるように“洗浄・滅菌履歴”を添付すれば安心して使用することが出来るのではないか。
 
「意見」
・メーカーサイドに感染症の有無など簡易チェックシートはもっているが、スタンダードプリコーションを考えたときに現感染症の有無だけでなく、全ての患者や使用症例に対し、適切な洗浄・滅菌履歴を残し対応する必要があるのではないか?
 
・貸出器械については他病院やメーカーを信頼し、特に気にしたことはなかった。
 
・施設により洗浄機や滅菌器など設備状態は大きく異なるため、(洗浄・滅菌履歴を定着させるのは)容易なことではないと思う。
 
・長崎だけの話ではなく、医療雑誌に投稿するなど全国に問題提起していく必要があると思う。
 
  ➠すでに全国で問題としてあがっていますが、いきなり全国を動かすのは厳しいと考えました。
   今回、長崎から始められれば…との思いで問題提起させて頂きました。